SuzukiのGSX-Rシリーズは、長年にわたりスポーツバイクの象徴的存在として多くのライダーに愛されてきました。その最新モデルであるGSX8Rは、さらなる進化を遂げ、驚異的なパフォーマンスと洗練されたデザインを兼ね備えています。今回は、このバイクのデザイン、スペック、そして実際に乗ってみた印象について詳しくご紹介します。
デザイン
GSX8Rのデザインは、伝統的なGSX-Rのスタイルを継承しつつも、現代的な要素を取り入れた革新的なものとなっています。以下にその特徴を挙げます:
- アグレッシブなフロントフェイス: シャープで攻撃的なフロントマスクは、LEDヘッドライトと一体化したウィングレットを備えており、空力性能を高めると同時に独特の存在感を放っています。
- 流線型のカウリング: カウリングは空力効率を最適化するためにデザインされており、高速走行時の安定性を向上させています。カラーリングも多彩で、クラシックなブルー&ホワイトから、レースを意識した大胆なデザインまで揃っています。
- スリムなリアセクション: リアセクションは非常にスリムで、ライダーの動きを妨げず、軽快なハンドリングを実現しています。また、LEDテールライトが夜間の視認性を確保し、安全性を高めています。
スペック
型式 | 8BL-EM1AA |
全長 / 全幅 / 全高 | 2,115mm / 770mm / 1,135mm |
軸間距離 / 最低地上高 | 1,465mm / 145mm |
シート高 | 810mm |
装備重量 | 205kg |
燃料消費率 | WMTCモード値 23.4km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時 |
最小回転半径 | 3.2m |
エンジン型式 / 弁方式 | FRA1・水冷・4サイクル・2気筒 / DOHC・4バルブ |
総排気量 | 775cm3 |
内径×行程 / 圧縮比 | 84.0mm × 70.0mm / 12.8:1 |
最高出力 | 59kW〈80PS〉 / 8,500rpm |
最大トルク | 76N・m〈7.7kgf・m〉 / 6,800rpm |
燃料供給装置 | フューエルインジェクション |
オイル量 | 3.9L |
タンク容量 | 14L |
タイヤサイズ(前 / 後) | 120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W) |
装備 | スズキインテリジェントライドシステム |
スズキドライブモードセレクター | |
トラクションコントロールシステム | |
双方向クイックシフトシステム | |
電子制御スロットルシステム | |
ジースタートシステム | |
ローRPMアシスト |
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各種外観 ヘッドライト
ヘッドライトはGSXS1000のヘッドライトと同じ縦3眼タイプになっている
基本夜間走行も暗く感じることはなくとても視認しやすいと感じる
上から ポジション LOWビーム HIビームとなる。
シャープなデザインでサイドにはダミーインテークの穴があり空気の流れを生み出すデザインとなっている
各種外観 ハンドル メーター周り
ハンドル位置はかなり高めに設定されているためほぼバーハンの位置と変わらず体をかなり起こした状態での乗車も可能もちろん前傾にして乗ることも可能 高速走行時には前傾で運転すればカウルにより風もかなり防げるし 街中では体を起こして楽な姿勢で運転することが出来ることからかなりの場面で乗ることができる
この1台でかなりこなせそうだ。
メーターは8Sと同じタイプの5インチカラーTFT液晶マルチインフォメーションディスプレイを採用している
様々な設定を行えるようになっているしS1000のような反転液晶ではないため視認性も向上している
一番の恩恵は時刻がかなり見やすくなったこと。
エンジンは新開発の775cm3 並列2気筒エンジン
今までスズキはVツインと4気筒と乗ってきたが今回パラツインのエンジンに乗るのは初めてで
どんなフィーリングかと言われるとただただスタート時が4気筒と比べてスムーズに加速する感じが体感できるのとリッター4気筒と比べ低速時でもパワーを抑えるストレスはほぼなくギアを一つ上げて走行すればそれなりに良いパルス感を味わいながらまったり走行することも出来てしまうしクイックな加速に関しても何速からでもアクセルひねるだけで一気に加速してくれるからとても頼もしいエンジン
フロント&リヤサスペンション
フロントとリアはSHOWA製になっている。
フロントSFF-BP倒立フロントフォーク。
フォーク右にダンパーとスプリング、左にスプリングを配置し左右で別々の機能を持つことにより、フォーク内部の構成部品を減らす事ができ軽量化に貢献。
ダンパーのピストン径を大きくすることで、高い減衰力を発揮し、コントロール性を確保。
リンク式モノショックサスペンションを採用。
基本デザインがどの車両も同じに見えるけどこのリアサスはつるしの状態でもそこそこいいセッティング
GSX8Sよりはましなサスになっているかな・・・
ただやっぱりナイトロン オーリンズと比べるとまだまだツキはきつく感じる
一応スプリングプリロードの調整が可能なのでしばらく走って好みのセッティングにしたい。
リア周り
リア周りのデザインやシートレール その他タンデムシート形状なんかは8Sと共通
シート開口の鍵位置はS1000の時から移動して上部へ。
こっちのほうがカギの抜き忘れが減るとおもう。
シート下はフルカウルモデルの中ではかなり広めかな・・
ETC入れてまで少しスペースがある感じ
シート裏はヘルメットフックと荷かけ用の紐そして六角レンチ×2本
工具はメインシートを外す用かなこれ以外は何もないので旅先でのトラブル時なんかは自前の工具持って行ったほうがいいかも
リヤビュー
2気筒なんでかなりスリム 車重200は超えてるけどなんかS1000よりも簡単に取り廻せてしまう
リアからの眺めは最近のバイクっぽくエッジの効いたデザイン
すこしリアフェンダーが長すぎな気もするけど・・・・
インプレッション
パフォーマンス
GSX8Rに乗ると、80馬力のエンジンは、どんな状況でもパワーを提供し、瞬時にスピードを上げることができます。また、クイックシフターのおかげで、シフトチェンジはスムーズで素早く行えます。
ハンドリング
サスペンションシステムは非常に優秀で、特にワインディングロードでのコーナリング性能は抜群です。バイクは非常に軽快で、ライダーの操作に対する反応も迅速です。電子制御システムは、ライダーがどんな状況でも安定して走行できるようサポートしてくれます。
快適性
長時間のライディングでも快適さを維持するための工夫が随所に見られます。シートは適度なクッション性を持ち、ポジションも無理のない設計です。また、デジタルインストルメントクラスターは視認性が高く、必要な情報を一目で確認することができます。
まとめ
Suzuki GSX8Rは、デザイン、パフォーマンス、快適性の全てにおいて高い水準を誇るスポーツバイクです。伝統を守りつつ、最新技術を取り入れたこのバイクは、スポーツライディングを愛する全てのライダーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。高速での走行やワインディングロードでのコーナリング、そして日常の通勤まで、あらゆるシーンでその真価を発揮します。GSX8Rに乗って、その魅力をぜひ体感してみてください。
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